RTX1200忘備録1 とりあえず繋げたい

年に数回しか帰らない実家ではRTX1200を使っており、今回今後も定住が予想されるところに引っ越したのでRTX1200を新たに引越し先用に買って色々遊んでみたいと思います。

RTX1200の設定方法を随分と忘れているようで…今後生活・活動拠点が増えた際のRTX1200の設定等が自分で行う際簡単にできるように忘備録を残します。

 

目指す最終的なネットワーク構成要素

・PPPoE+IPsecVPN(離れた2箇所をRTX1200×2でつなぐ)

マルチセッション環境

DMZを用いた自宅サーバ環境

・その他色々

・拠点AはRTX1200 + SWX2200-8PoE + WLX302(予定) で構成予定

 ・(追記: SWX2200-8G にしました。WLX302は買いました)

・拠点BはRTX1200だけ

 

とりあえず一個一個、最終的にはSRT/RTX/RT設定例集をひと通り網羅できればと思います。ってのは嘘でISDN回線は使いません。それ以外は、自分でいずれ使う機会がありそうなのでひと通りやってみる予定です。

YAMAHAルータ初心者でも判りやすいよう書いているつもりです。多少のネットワーク知識とLinuxサーバの知識がある事を前提として書いています。

PC初心者には辛いかもしれませんが、書いてある単語が判らないようでは、たぶんRTX1200はまだあなたに早いです。

 

『とりあえず繋げたい』

拠点A,拠点B 共通

 

1.アカウント設定

基本的に設定は全部CUIでやりますが、まずGUIで簡単な設定をやっておきましょう。LAN1の適当なLANポートとPCを繋ぐとルータに繋がります(自分のIPは192.168.100.2を割り当てられ、ルータは192.168.100.1どす)。

やっておくことは、主にSSH接続を特定LAN(LAN1)からのアクセスのみ許可するという設定と、ユーザアカウント登録とAdministratorパスワードの設定です。

不要なアクセス手段は全部使わないようにしておきましょう。

ただし、万が一に備えてCONSOLEポートからアクセスできるようにはしておいた方がいいかもしれません。

 

2.ネットに繋げる

本当はネットに繋げる前にファームウェアのアップデート(後述)を行うべきなので、個人用途でない場合は先にファームウェアのアップデートをRTX1200取扱説明書の7.3(p32~)を参考に行ないましょう。7.3.1の外部メモリを利用したアップデートが楽です。ファームウェアは公式サイトからダウンロードできます。リリースノートも読んどくといいですよ。

 

さて、公式サイトの設定例を参考に設定を行います、ちゃんと繋がるかどうかのテストを行います。

作成したユーザアカウントをSSHからログインを行い、

> administrator

これで管理権限モードみたいなのに移行します。su みたいなものです。
あとは設定例通り入力していきます。

初期設定ではLAN1は192.168.100.1/24 になっているので、そのままコピペしていくと、一行目の ip lan1 address 192.168.0.1/24 でコケます。っというのも、御存知の通り初期設定でRTX1200は192.168.100.1になっているのでアクセスできなくなってしまうのです。ルータのIPを変えてもいいですし、ネットワークをルータの初期設定にあわせても問題ないです。

ちなみにアクセスできなくなった場合は、電源を一回切って再起動すると元に戻ります。

 

設定が全て終わったら save と入力して保存します。

コマンド打ってくごとにその場その場で反映されていく認識で問題はないです。ただし、保存は行われないのでsaveコマンドを忘れると再起動した時に設定が消えてしまいます。

 

3.ファームウェアのアップデート

ネットに繋がっているとファームウェアのアップデートは超ラクチンになります。

これまたadministratorで管理モードに移行した後、
>  operation http revision-up permit on

とします。あとはRTX1200本体の端っこにある赤いボタンを3秒間押すだけ。これだけで自動でファームウェアのアップデートと本体の再起動を行なってくれます。

再起動が完了した後、この機能をオフにしておきましょう。

>  operation http revision-up permit off

全部RTX1200取扱説明書に書いてあります。

 

まとめ

今回は購入してからネットに繋げるまでの最低限の設定方法を紹介しました。

1.SSHログイン可能インタフェースの指定、アカウント作成

2.ネット接続設定方法

3.ファームウェアのアップデート