インターネットはつまらない情報が増えた

インターネットは楽しく無くなったのか?の続きというかなんというか。

去年は、こういう風に考えていました。

  • インターネットがつまらなくなったのではなく、つまらなく情報を回す人が増えたってだけ。

あいかわらずつまらなく情報を回す人ばかりで、楽しくなくなったのというか、はっきりつまらなくなったと思います。

簡単にいえば情報のほとんどが便所の落書き化していると言えます。

Facebookで人気の「有名なバイオリン弾き」は限りなくデマ(追記あり)から判るようにfacebookでまた古い情報が改悪されて出回ったわけです。

まずこれに関してですが、そもそもワシントン・ポストの記事は2007年4月の記事です。もう5年半以上前の記事ですよ。

興味深いって事で日本でも2007年6月に取り上げている人もいます。

ここまではいいですよ。

アメリカで誰かが非常に無駄な改変、改悪という名の脚色を行いました。それを面白いと感じて日本語訳にする人が出てきます。

確認した最も古いものは2009年1月。はてなでは2010年5月あたりに少し流行ったみたいですね。

当時ブクマした事を覚えていなかった人は"ブックマーク"として全く機能させていない証拠なので(完全に覚えておく必要を無くすためにブックマークするのであって、覚えておく必要はないのですけど、記憶の片隅ぐらいには残しておきたいですね。)腹筋を30回ぐらいして反省しましょう。

それがTumblrに移植されたり何回か情報が回った末、2013年1月にfacebookではやったわけです。

 

僕が去年書いた記事で情報をシェア(回す)時、面白く感じるためにどうすれば良いのか書きました。

  • それを自分なりにデジタル化して面白いと思えば付加してシェアすればいいんですよ。きっと誰か共感して、より面白いものを付加してシェアしてくれます。

そして、その下にさりげなくですが、こう書いています。

  • 新鮮味が無いと面白みも薄れます。

つまり、情報を面白く感じるためには以下の2点にあると考えられます。

  • 付加価値
  • 鮮度

今回は古い記事なので、鮮度は悪いです。付加価値をつけるにも、回ってきた情報が既に改悪された(英語の)ものなので救いがありませんが、何かしら付加価値がないとつまらないです。翻訳が付加された価値ですね。

しかし気づいてほしい。翻訳も既に2009年1月に行われていたのだ。つまり、原文の抄訳とかであるならともかく、はっきり言って今回の情報の新規性はまるでない。

そこそこ時間掛けてあさってみましたが、原文を抄訳した人はたぶんいません。全員改悪されてる情報を完訳しただけです。勿体無いなぁって思ったりもしますが、それはまた別のお話。

 

実に5年半前のもので盛り上がられるのもインターネットの良いところかもしれませんが、はてなで2年半前にも流行っていますし、何度か目に触れている人も多いはずなのです。

自分にとって新しい情報は他人にとって新しいとも限りません。今回で言えば5年半前ですよ。しかも、改悪されたものなんて美談でも原文に書いてない嘘を付加している"デマ"ですよ。

 

何故、こうもつまらん情報の氾濫が許されているのだろうか。それはつまらん情報を左から右に流す人が許されているから。

そういう人が何故許されているのだろうか。そういう人の発信する情報を面白いと感じる人が多いから。

そういう人の発信する情報を面白いと感じる人が多いのは何故だろうか。みんながみんなネットウォッチャーであるわけでもなく、またインターネット歴も長くない人が多く情報の質を見極められないから。

ネットウォッチャーでない、インターネットをはじめたのが遅い人達は何故、情報の質を見極められないのだろうか。原文を探して読むといった事をしない(できない)上に、脊髄反射で反応するから。

何故原文を読まないのか。英語で読めなかったり、本文が長かて読むのがかったるかったり、原文までたどり着くのが面倒(リンクをいくつも踏んだりしなければいけない、検索してもどれが原文かわかりづらい)だったりするから。

 

なるほど、ちょっと見えてきましたね。

  • 英語が読めない
  • 長い文を読むのがかったるい
  • 原文までたどり着くのがめんどい

つまらん情報の氾濫が許されている原因として、3つの要因が出て来ました。

これが全てではなく、他にもたくさん要因があるでしょう。ただ、この3つの要因が致命的であると僕は思います。

 

今回facebookで回った情報をfacebookに投稿した人は、翻訳が出来ると自負していた人ですが、"ワシントン・ポスト"の原文のリンク(動画のリンク然り)が無かったので、めんどいからそのまま訳に取り掛かったわけです。

もったいない。非常にもったいない。5分程時間かければ動画なんてのも、facebookを使える人ならすぐたどり着けるのに。

投稿した人はさっきあげたなかの3つめがダメでした。2つめももしかしたらダメだったのかもしれません。では、次にシェアした人達。

(の前に補足として、投稿した人は元凶ではあったものの別に訳してfacebookに投稿する事自体は別に情報を回す上で悪くないと考えています。改悪されている情報と気づかなかった点、改悪済みのfacebookの投稿を"記事"と称して"記事を訳しました^^"みたいな事を平然という点の2点は非常に残念です。特に2点目は絶望的にカッコイイゼ!、非常に残念です。)

 

シェアした人達:

英語を全く読めないっていう人はしょうがない。英語がわかると自負している人は極力読みましょう。英語がちょっとでもわかる人は頑張って読みましょう。TOEIC500点もあれば辞書片手にワシントン・ポストぐらいは読めます。英文量に圧倒されているだけで、使っている言葉は難しくないです(もちろん記事の内容によります)。勉強にもなると思って頑張って読みましょう。

長い文を読むのをかったるいと感じた人は、たぶん情報発信者に向いていません。シェアとかするのをやめましょう。上にもさんざん書いていますが、自分にとって新しい情報は他人にとって新しいとも限らず、また改悪されたデマ情報を発信するのは嘘つきです。「これ実話に基づいているよ!いい話!」(っま、嘘だけどねwwwww) って言っているのを気づいていなくても言っているんですよ。「俺、小学生の頃地元で暴力団の幹部をやっつけたことあるんだぜ!」ってホラ吹いているのと一緒ですよ。こう置き換えるとアホにみえませんか?????

原文までたどり着くのがめんどい人も情報発信者に向いていませんよ。他人の意見を鵜呑みする人達。「こないだテレビでトマトが体に良いって言ってたのよ!」って聞いて次の買い物でトマトを買っちゃう人達といっしょ。テレビ・友人(ソーシャルネットワークで繋がりのある人)の違いでしかない。そういう人がテレビつまんねーとかテレビ信用できんとか既存メディア信用できない!俺情強!(キリッ ってやったりもする。他人の情報鵜呑みするからですね、わかります。あ、蛇足だけどそういう人程イノベーション!とかライフハック!とかエバーノート活用法!とかマックブックエアー!とか好きな気がしますね。他人の情報鵜呑みするからね。自分で調べもしない。

 

眠くてイライラしてきたので、3000字近い、整理されていない駄文はここまで。