【テレ朝】モーニングバード の違和感

とりあえずVPS関係なんとかしろよってかんじですが、ニュースでたまたま目についたのでまとめる。

中国が再生エネルギー戦略頑張っているとか長期的ななんちゃらとか言ってて、ドイツとスペインは2010年の統計、中国が2009年の統計を使って比較していて「あれ?」って思って調べてみました。

番組を調べるところからでしたね、テレ朝のモーニングバード、そもそも総研 3/29(木)放送のやつ。

とりあえず、恐らく元となっているデータはこれ( http://dx.doi.org/10.1787/888932504937 ) OECD Factbook 2011: Economic, Environmental and Social Statistics - ISBN 978-92-64-11150-9 - © OECD 2011

OECD iLibraryで適当に"renewable energy"って検索してれば出てきます。

これをみると確かに中国は"11.9%"なので、番組の紹介も正しいですが、ここから中国の再生エネルギーの長期的戦略が優秀うんぬんってコメントが出てくる事には疑問が生じます。

中国は1990年は"24.5%"で年々下がってきているんですよ。厳密に言うと%が下がっていても、総消費電力が膨大に増えているだけなので、再生可能エネルギー発電施設を減らしているとかってわけじゃないです。それで中国は長期的戦略がしっかりしているからどーのこーの言われてもなぁ…中国は圧倒的に再生エネルギー発電じゃないところに力を入れているんですけど(^_^;

ドイツとかスペインの方が%増やしているじゃん!頑張ってるよ!日本は…3%前後でブレブレですw

そして、OECD諸国で唯一1%を切っているのは韓国だけです。いつも日韓は比較として出してくるのに、こういう時だけ出さないのはなんだかなぁ…まぁ3%と0.7%なんてどんぐりの背比べしてもしょうがないんですけどね。

 

とりあえず、

1.日本はたしかに再生可能エネルギーはもっと考えたほうが良いかもしれない。

2.中国はむしろ、電力消費量と二酸化炭素放出量が問題視されているので再生エネルギー政策が優秀だっ!って事は言えない。
3.やっぱEUがんばってんなー

程度の事がわかりました。違和感を感じたらすぐ調べる。良い癖だ(そのかわりToDoリストのタスクが減らない)。

っで、番組の趣旨が”たくさんの「なるほど」を伝える情報満載のライブショー”らしいのですが、まぁたしかに調べれば「なるほど」ってなりますね。

どっちかっていうと”たくさんの「あれっ?」満載の情報を伝えるライブショー”から「なるほど」を感じる という番組紹介ですかね。